京都OFF会・講演会(しょの2)


二日目のご報告であります。

いやー、京都の朝は風流ですね、って、雨降ってるじゃん!。しかも結構強く。
う〜〜、みなもと先生と講演会の時間まで京都ブラブラ旅でもしようと思っていたのに、これではどうすることも出来ません。
とりあえず、朝食食べて8時に先生に電話したら、「うっ、まだ寝てました」とのご返事。後で知ったのですが、先生ホテルに帰ってから地元のご友人に電話してその後1時間喋ってたそうで、そりゃ眠いわ。「す、すみませんm(_ _;)m。10時頃にまた電話します」と、言うことで時間が余ってしまいました。
昨日のOFF会の会場隣は六角堂です。「そうだ、六角堂に行こう」と、言うことで散歩がてらに六角堂へ。


六角堂は聖徳太子が建立したと言われており、親鸞聖人が100日間籠もって悟りを開いた、と、される名所です。
堂に付いた頃には雨も小雨となり、静かな堂内をブラブラと散策しながらお参りをしてきました。


さて、10時少し前に京都駅前のホテルに泊まっているつばくらさんと地下鉄烏丸御池駅で合流し、先生のお部屋に向かいました。先生は8時の電話の後、結局寝ることが出来ず身支度をしていたそうです。すっ、すっ、すみませんでした!!。

三人してマンガミュージアムに向かう事にしたのが10時半頃です。すぐ近くなので10分ほどで到着。ミュージアムはすでにたくさんのお客さんが来ていました。
早速、受付で表さんに連絡。その間、先生はショップで韓国関連のイラスト集やその他のグッズをお買いになっていました。
控え室として通されたのが、何と館長室。養老孟司館長の顔をワイヤーでかたどったオブジェが置いてありました。う〜、写真撮るの忘れました、残念。(写真撮影は特別に許可を頂いています。為念)


そして、資料室に案内された先生。そこは先生が見たかった貸本の宝庫でした。その本棚を前にして先生は座り込み、目を輝かせて本を開いていくのでした。その姿はマンガをこよなく愛する一読者そのものでした。
先生に「どうです?」と伺うと「この中の本で私も持っている物もあるけど、これだけ揃っているとワクワクするね」と、声を弾ませて仰いました。

表さんからは、「この貸本はすべて内記稔夫さん(現代マンガ図書館館長)の私物で、それを寄贈していただいた物です」と、先生からは「内記さんは不動産業を営んでいたが、ビルの住人が出て行くとその空いた部屋に漫画本を集めに集めた結果がこれだよ」と、教えていただきました。後で調べて分かったのですが、内記さんとは先生のパーティーでお会いしていました。その時は全く存じ上げなかったので、本当に不勉強だとつくづく感じた次第です。

そうこうしているうちにお昼を過ぎ、講演まであと30分ほどのところで、先生は併設の喫茶店に向かわれまして、お店の壁面にサインをすることになりました。この喫茶店の壁にはミュージアムに訪れたマンガ家先生のサインが書かれています。そこにみなもと先生も仲間入りすることになったのです。
先生が筆を進めるあいだ中、店内のお客さんはじっと見つめていました。プロの漫画家が絵を描く場面に会えた店内の人は、本当に幸運でしたね。皆さんもミュージアムに行かれたら、是非見てください。圧巻です。

さて、講演の時間になりました。
表さんが進行を勤めながら先生にお話を聞いて、またプロジェクターに関係資料を投影していく形で進んでいきました。
う〜〜ん、表さん、忙しそうです。プロジェクター操作用にアシスタントが必要でしたね。そうすればもう少しスムーズに話しが出来たと思います。

内容は、貸本文化に始まり、先生のデビュー当時のお話、作画グループのこと、現在のコミケ文化など、多方面の話が出ました。
そのなかで、出版社の印刷の話が出まして、「世界的に見て日本の出版印刷は遅れている。出版印刷の都合で作者が使う色を制限しているのは日本だけだ。作者が使いたい色を使わせて、それを印刷で再現するのが出版社の仕事ではないか」と、仰っていました。工業技術では世界トップレベルだと信じていた私にとって、何とも衝撃的なお話でした。

そうそう、これは講演では言っていなかったと思いますが、京都国際マンガミュージアムと言う非常に希有な存在を東京にも作ってほしいがなかなか実現しない。都知事が「マンガは日本が世界に誇る文化」と発言しているが、本気なら今頃京都のような施設が23区に一個ずつ出来てもおかしくない、と嘆いておられました。

講演会が終了し、ファンの皆さんのサインに答えた後、先生は手形をとる作業に入りました。
数分で固まるラバー樹脂に鉛筆を持った手を入れ、硬化後に手を抜いて石膏を流し込んで作る、と言う物です。そう言えば、館長室にこれまで来館された先生方の手形が飾ってありました。先生の手形もその仲間入りをするんですね。

手形作業終了後、また資料室に向かった先生は、さらに1時間ほど貸本を開きながら、想田さん、表さんらと楽しそうにお話しされておられました。

帰りも新幹線に二人して乗り込み、お弁当をGETして京都を後にしました。

表さん、伊藤さん、田中さんをはじめ京都国際マンガミュージアムの皆様、OFF会に来ていただいた長屋の常連さん、橋本さんをはじめ竜馬会関連の皆様、本当にありがとうございました。おかげで有意義な2日間を過ごすことが出来ました。
先生も、「くれぐれも皆様によろしくお伝え下さい」と、仰っていました。

次回、関西地区でOFF会が出来るかどうかは分かりませんが、是非先生の都合に合わせて開きたいと思っております。その時はまた長屋で大々的にUPしますので、今回これなかった人も是非参加してくださいね。(って、いつやるかは全く未定ですが。やりたい気持ちは満々です。)

2007年10月11日 渡辺活火山


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